血行促進作用を持つ育毛剤の成分|育毛剤徹底比較-薄毛対策研究所

血行促進作用を持つ育毛剤の成分

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血行不良は、腰痛、肩こり、肌荒れといったトラブルから心筋梗塞や脳梗塞まで、様々な病気の原因に。もちろん、薄毛にとっても血行不良の改善は不可欠といえる。

万病の元になる血行不良

身体が冷えて血行が悪くなると、筋肉や細胞に栄養や酸素がいきわたらず働きが鈍くなり、老廃物などの排出が滞りがちになる。

筋肉の疲労が蓄積すると肩こりや腰痛になり、肌に老廃物がたまると肌荒れなどになるのも、血行不良が原因の一つと言えるだろう。

頭皮の毛細血管は髪の毛の元になる毛母細胞への栄養補給

もちろん、髪の成長や維持にも血行不良は大きなダメージになる。

髪は頭皮に存在する毛母細胞が細胞分裂を起こすことで長く太く成長していくが、この細胞分裂に必要な栄養素は、毛乳頭を通して毛細血管から酸素や栄養素が供給されている。

そのため、血行不良をおこすと頭皮の毛細血管が細くなり、毛母細胞の細胞分裂に必要な酸素や栄養の供給ができず、育毛サイクルが乱れて薄毛につながってしまうのだ。

頭皮の血行不良の原因は様々

頭皮の血行不良の原因は、一つではなく様々な要素が絡み合って起こっている場合が多い。

まず、身体の冷えと同じような原因として、生活習慣と季節性の2つが考えられる。

生活習慣においては、運動不足、睡眠不足、食事の偏りなどで全身の新進代謝が衰えることで血行不良を招くのだが、特に食事と運動は非常に重要だ。

運動不足になると、全身の筋肉に栄養や酸素を送るための毛細血管が細く少なくなるばかりではなく、足元の血液を全身に循環させる力が弱くなるため、血行不良につながる。

また、食事においては、糖分や脂質の取りすぎ、水分不足などによって血液がいわゆる「ドロドロ」の状態になることで、細かい毛細血管の血液の循環が悪くなる。

季節性の原因においては、秋・冬の寒さだけでなく、夏でもクーラーの多用によって、身体が冷えてしまい血行不良になることも多い。

食事や季節性以外にも、貧血や加齢、更年期といった原因でも血行不良が進む。

血行促進に影響する育毛剤の成分例

育毛にとって重要な血行促進だが、育毛剤に使用される成分としてもっとも有名なのは、センブリエキス。医薬部外品として認められている成分のため、多くの育毛剤に含まれている。

センブリは、リンドウ科の2年草で、花から根っこまで、すべてをセンブリエキスの原材料として使用することができる。血行促進作用を持つ成分としては、フラボノイドを含むスウェルチアマリンが主だが、抗酸化や抗炎症作用をもつ成分も含まれている。

そのほか、ショウチョウチンキ(しょうが根エキス)やトウガラシチンキ、アミグダリンという血行促進作用を持ち胃薬や傷薬・また癌予防に効果があるとも言われているビワ葉エキス、血行促進作用のほかに保湿作用ももつニンジンエキス、毛母細胞の活性化作用ももつニコチン酸アミドなども育毛剤の成分として頻繁に使用されている。

育毛剤だけでなく血行不良の原因そのものにも対策を

様々な原因で起こる血行不良だが、簡単なところでは、水分を頻繁にとれるように水筒やペットボトルを持参する、エアコンの温度を数度下げる、冬の外出には帽子をかぶるといったことでも改善できるはず。

頭皮の血行促進のために、育毛剤の力だけに頼るだけでなく、普段の生活の見直しも合わせて行うべきだ。