シャンプーや育毛剤を効果的に使うために。知っておきたい髪の毛の生える仕組みと薄毛の主な原因
育毛剤や育毛シャンプーは、薄毛の進行を止めるということと発毛を促進するといういずれか一方、
もしくは両方のアプローチで薄毛を解消する効果があります。
しかし、シャンプーや育毛剤の効果を最大限発揮するには、髪の毛の生える仕組みや薄毛の原因について理解することが重要です。
薄毛が進むのは毛乳頭や毛母細胞が弱り、毛周期が乱れること
髪の毛は、頭皮の奥にある毛球の毛母細胞が成長して長く伸びていきます。
さらに毛髪には作物などと同じように周期があり、成長期や休止期を繰り返しています。
薄毛とは、毛母細胞の細胞分裂が弱くなり、毛が細く弱くなる、あるいは毛周期が乱れて休止期が長く続いてしまう、もしくは休止期のままになる状態だといえるでしょう。
睡眠不足、運動不足、暴飲暴食などの生活習慣で毛母細胞が弱体化
荒地に農作物が育たないように、頭皮環境が悪くなると毛乳頭や毛母細胞の働きが弱くなり、髪の毛が細くなってしまうことがあります。
頭皮環境が悪化する原因としては、睡眠不足、運動不足、暴飲暴食などでの血行不良や毛穴のつまり、頭皮の炎症などが起こってしまうこと。
さらに最も多いのが洗髪のやり方や頻度によるものです。
刺激の強いシャンプーを使う、シャンプーの流し不足、洗髪時に過剰に力を入れて頭皮を気づつける、過剰な洗髪で頭皮の皮脂がかえって増えてしまうといったことも、頭皮環境に影響を与えてしまいます。
ストレスや環境の変化など
ストレスや環境の変化なども薄毛に関係があります。
ストレスなどによってホルモンのバランスが崩れたり、頭皮の血行が悪くなったりすることが原因と言われていますが、それ以外にも円形脱毛症などの突発的な脱毛の原因にもなります。
男性型薄毛の主な原因であるAGAはホルモンが主な原因
男性に多く見られるホルモンの影響による薄毛をAGA(Androgenetic Alopecia:男性型脱毛症)といいます。
頭頂部や生え際などを中心にゆっくりと進行していくのが特徴で、脱毛部には、テストステロンが変化したジヒドロテストステロンというホルモンが大量にみられ、これが毛球に影響し、毛母細胞の細胞分裂を阻害すると考えられています。
育毛剤や育毛シャンプーを使う前に生活習慣の見直しを
睡眠不足、運動不足、暴飲暴食などが原因の場合はもちろん、AGAにおいても、生活習慣の影響は大きいと考えられています。
育毛剤や治療薬を使っても、洗髪の仕方が悪かったり、暴飲暴食等を続けていると効果が半減になります。
どの育毛剤を使うのかなどを考える前にまずは生活習慣の見直しを考えてみましょう。