プロリン（L-プロリン）｜育毛剤徹底比較！薄毛対策研究所

プロリンとは

プロリンは非必須アミノ酸の一種でコラーゲンの主要構成物質のひとつ。ゼラチンに多く含まれており体内ではグルタミン酸から合成される。

皮膚や血管筋肉などを構成する「コラーゲン」の主要な成分で、皮膚の角質層の天然保湿因子(ＮＭＦ)を構成しているアミノ酸。コラーゲンに含まれるプロリンの半数は水酸化イオンによって「ヒドロキシプロリン」に変換されており、このヒドロキシプロリンによってコラーゲンの構造が安定するとされている。

コラーゲンの合成を促進する効果により関節痛を和らげたり、シミやシワを防ぐ美肌効果があることから健康食品や化粧品などに利用されている。

また、脂肪燃焼を促進させる効果があり、内臓脂肪や皮下脂肪を減少させる効果が期待されている。

育毛剤としての効果

頭皮中に存在するたんぱく質やアミノ酸からコラーゲンの合成を促進させ、角質層の保湿力を高め頭皮の潤いを高める効果がある。頭皮が潤って状態を良くすることにより、育毛剤が浸透しやすい状態にすることができる。

また代謝を活発にする効果によって頭皮の老化を防ぎ、毛母細胞を活性化させることにより育毛サイクルが整い、抜け毛を防ぐ効果がある。

プロリンは分子が小さく、育毛剤に配合されているアルコールなどの基材にもよく解けるため、肌に非常に浸透しやすい成分といえる。肌に効率良く浸透することにより内側から肌の機能を高め、頭皮環境を整える効果が期待できる。

成分の注意点

皮膚中にも存在している成分なので、安心して利用できる成分といえる。