ポリビニルピロリドン(PVP)|育毛剤徹底比較!薄毛対策研究所

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ポリビニルピロリドン(PVP)

ポリビニルピロリドンとは

合成樹脂の一種で、N-ビニル-2-ピロリドンの重合させて合成する高分子化合物。水だけでなく酢酸、クロロホルム、アルコールなど多くの基剤にによく溶ける性質を持ち、他の高分子とも相性が良いため多くの工業用品や生活用品に利用されている。別名ポピドン、PVP。

分散性、接着性、皮膜性などに優れているほか、人体への安全性が高いことから、洗剤やスティック糊、インクジェットプリンター用インク、コンタクトレンズ洗浄液など多くの生活用品に利用されている。医薬品・化粧品の分野ではヘアジェルやムースなどのヘアケアアイテムのほか、錠剤の結合剤や消毒液として利用されている。

育毛剤としての効果

増粘作用・溶解作用があるため、育毛剤の成分を乳化・分散して安定性を高める目的で配合されている。育毛剤に適度な粘性を与え、垂れにくくするために配合されている。

直接の発毛・育毛効果はない。

成分の注意点

成分自体は安全性が高く、直接アレルギーの原因になる物質ではないが、皮膜を形成する性質があることから、人によっては毛穴に詰まることで痒みを感じることもある。

整髪料にも配合される成分なため、髪が固まったかのような違和感を感じるケースもあるが、育毛剤に配合されている程度であれば問題は少ないといえる。